3カ月連続コースの3回目、今月の2日間は顕微鏡を用いた歯内療法と外科的歯内療法、

それに感染対策についての講義がありました。

レトロな治療器具を用いようが、最新の器具を用いようがコンセプトは変わりません。

ただし、最新の器具を用いたほうが速く精度が高い治療がおこなえます。

大学で学んだことと卒業してからの治療で最も技術的革新があったのは歯内療法の分野だと思います。

被せや接着材料も日々進化していますが、診療室でおこなうことにはそれほど差があるわけではありません。

削り方や操作こそ多少変わってきますが、核心部に大きな変化はないのです。

しかし歯内療法の分野では診療室で使う材料そのものが大きく変わってしまったり、

使い方が完全に変わってしまうことが少なくありません。

考え方に変化はないのにちょっと歩みを止めるとすぐに取り残されてしまいます。

どの分野でもトップランナーと言われる人たちの常に先へ進もうという意識の高さには頭が下がりますね。

一般開業医としては常に先へ進むことはできませんが、せめて先へ進む人を追いかけていきたいです。

岸本歯科医院