インプラントの講習会に行ってきました
今日は名古屋までインプラントの講習会に行ってきました。
いまさら?という感じもしますが、審美面が重要な前歯部のインプラントの講習会です。
今使っているインプラントメーカーがタダで行っている講習会なのですが、
講師が歯周病やインプラントで超有名な先生で、
いままでこの先生が行っている講習会に行ったことが無いので興味がわきました。
内容は温故知新という言葉がぴったりで、
知っている知識の再確認とそれに加えて新たな知識の習得ができ、
タダなのに実習まであって大変有意義な講習会でした。
講師の先生は臨床家でありながら大学で研究も行っている方で、
エビデンスも含めてかなり分かりやすく時間もあっという間に過ぎてしまいました。
一日でやりきるには範囲が広く内容も多いので消化不良な部分(ソフトティッシュマネージメントなど)もありましたが、
逆にこの先生主催のセミナーに参加したいという思いが強くなりました。
僕の隣の参加者の先生は北海道から来られていて、さすがに有名な先生だなと感じました。
会場には僕のような単発の参加者もいますが、4割くらいは講師の先生のファンみたいな感じの人がいました。
ファンのような参加者は珍しいことではなく、多かれ少なかれいるんですが、
先生のホームの近畿ではないのにこれだけ多いのはちょっと見ないですね。
今日最も印象に残ったのはインプラント治療についてではなく、天然歯を長く残すことがやはり重要だということ。
面白い表現であらわしていたのが、「抑えを試合中盤で投げさせてはいけない」というもの。
抑え投手(インプラント)を早くから投げさせるのはだめで、切り札をなるべく後で投げさせるように、
先発投手(天然歯)をなるべく持たせるために歯周病の治療をきちんとしないといけない。
このポリシーは当院の方針とも合致するのでとても勇気づけられました。
今まで通り「天然歯を使える状態で長くもたせる」というところにこだわって日々の治療をおこなっていきたいと思いました。