口腔外科医局に在籍していたときの先輩である徳島大学の岩本教授の講演に行ってきました。

岩本教授は口腔外科からアメリカ留学を経て小児歯科へ進んだ変わった経歴の先生で、

今は知りませんが私が大学にいたころは、それまで2人しか成しえなかった3年で大学院卒業という俊英でした。

小児期から思春期にかけての自律した口腔衛生の重要性やステージに合わせた保健指導の在り方を分かり易く教えていただきました。

うちにも幼児がいるので大変興味がある分野の話で2時間はあっという間でした。

特に心を動かされたのは、子供は親が好きなものを好む傾向があるということ。

もう一つは検診や定期的なかかりつけ医への受診が油断となり小児期以降のう蝕に繋がることがあるということでした。

それを防ぐためにも自律した口腔衛生の獲得であり、その支援こそが重要なのだということでした。

我々歯科医師や歯科医院がどのように子供の成長に関わっていくのか、

とても勉強になりました。

岸本歯科医院