過換気症候群と緊急時の対応についての講習を行いました
4月5日にパナソニックスタジアムのVIPルームを借りて新入スタッフの歓迎会と過換気症候群と緊急時の対応についての講習会をおこないました。
残念ながら桜はほとんど散ってしまっていましたが、好天に恵まれてスタジアムの芝生も綺麗に光っていました。
歓迎会の前に麻酔認定医でもある岸本涼先生に過換気症候群と緊急時の対応についての講演をいただきました。
過換気症候群は日常でもよく遭遇する疾患で、昔はペーパーバック法が一般的でしたが、
今は推奨されない対処法です。
そのことは知っていましたが、では実際にどう対応するのかということがわかり大変有意義でした。
そもそも過換気症候群はそれと分かれば対応法はわかるのですが、
他の疾患、例えば虚血性心疾患やショックなどと見分けがつきにくいです。
僕も一度だけ運転中に起こしたことがあるのですが、なにがなんだかわからなくて救急車を要請しました。
テタニー症状など特徴的な症状が出るのですが、それだけで完全に見分けがつくわけではありません。
躊躇わずに救急車を要請するという事が重要だということでした。
また日頃から緊急時に使う薬剤をすぐに出せるように、対応マニュアルもすぐにみられるようにしておくことも
簡単なようでなかなか実践できない重要な対策だという事でした。
このような講習会で緊急時の対応についてスタッフで認識を共有できるきっかけとなったのは大きいです。
実際にそのようなことが起こっても素早く動けるように常に準備を怠らないということが重要だと思います。