国が作成したオレンジプランに歯科医療が文言として載せられ、

ここ数年で急激に高齢者医療における歯科医療の存在感が増して来ています。

摂食嚥下治療を通して認知症に関しての勉強を続けてきましたが、

今回はずばり、認知症そのものをメインターゲットにした講習会に行ってきました。

大阪市で物忘れクリニックを開設している医師の方を講師に招いて4時間の講習でした。

一言に認知症と言ってもアルツハイマー型、前頭側頭型、血管性、レビー小体型と様々で、

それらが複合していることも多いです。

今日はそれらの中核症状、周辺症状を勉強し直して、

医院における認知症患者さんへの対応や注意しておくべき点などを再確認してきました。

もちろん、たった一度の講習で全てが分かるわけではありませんが、

認知症とはどういう病態かということを勉強し直すいいきっかけとなりました。

特に認知症患者さんにとって歯科というものがどういう風に見えて聞こえているのかということを知り大変有意義でした。

高齢者社会で日常的に診療する機会が多い認知症患者さんに少しでも安心して治療を受けていただけるように

もっと知識を深め経験を積まなければと改めて感じました。

岸本歯科医院