今日は月に一度の一般診療の平日休診でしたので、

いつもお世話になっている貴和会新大阪診療所へ歯周外科の見学にお邪魔しました。

貴和会には日本でもトップレベルの歯周外科のドクターが診療をされておられるため、

以前から都合がつく限り見学させていただいています。

もちろん、今更手順をみるわけではなく、

自分ならこう切ってこうするだろうなと脳内シミュレーションをしておき

実際にはどのように行われたかその差異を確認することにしています。

そしてなぜそのようにしたのかを後で質問すれば新しい知見が得られるわけです。

シミュレーション通りなら嬉しいのですが、まだ差異がちょっとずつありますね・・・。

 

それとテクニックでも学べることが非常に多いです。

なにか特別な機材や真似のできない高難度の術式を選択しているわけではないんです。

ここの先生方の凄いところは基本的な手技を極めて高いレベルでおこなうところです。

いつ観に行っても切開、剥離、縫合がとてもきれいでそのせいか出血も少ない。

ですからどんなに簡単な手術でも学べることが多々あります。

難しい治療や手術でも当たり前のようにやってのけるのは、

基本を極めた先にある技術に裏打ちされた自信から来ているのかもしれません。

高いレベルに接することでもっと研鑽を積まないとと思いますし、慢心の戒めにもなります。

世阿弥の言葉の中で「稽古は強かれ、情識はなかれ」というのがあります。

明日は今日より少しでも知識や技術が上でありたいと思いますね。

岸本歯科医院