体系的に摂食嚥下を学べる数少ない講習会で勉強してきました。

物凄い人気で募集をかけると10分かからず満席になってしまいます。

それくらい昨今は摂食嚥下というものがホットな学問として認知されてきています。

この講習会は大阪大学歯学部の顎口腔機能治療部という摂食嚥下やドライマウス、睡眠などが専門の部門で、

摂食嚥下の世界では日本のトップランナーと言って過言ではありません。

2日間で11時間というハードなスケジュールで非常に密度の濃い講習会でした。

エビデンスに基づいた治療の方法論だけでなく、

いままで疑問に思っていたことや治療方針を筋道立てて理解できるようになりました。

特に喪失した歯を補って噛めるようにすることだけが口腔機能の回復ではないということは

今までに広く認識されてきた高齢者歯科のやり方を根本から変える発想の転換になります。

今回の講習会で学べたことで、往診などに自信を持って臨めるようになったと思います。

岸本歯科医院